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ら行 名前 原作 出演物語数 ライトニング ファイナルファンタジー 1 ライガット・アロー ブレイクブレイド 3 ライザリン・シュタウト ライザのアトリエ 1 ライナー・ブラウン 進撃の巨人 2 ラインハルト・ハイドリヒ Dies irae 2 ラヴォス クロノトリガー 1 ラオウ 北斗の拳 1 ラオシャンロン モンスターハンター 1 羅姦 銃夢 LastOrder 1 ラクス・クライン 機動戦士ガンダムSEED 1 ラーゼフォン ラーゼフォン 2 ラゼンガン 天元突破グレンラガン 1 ラディッツ ドラゴンボール 1 ラビアン シニシスタ SiNiSistar 1 ラフィール 星界シリーズ 1 ラフレシア 機動戦士ガンダムF91 1 ラムレザル・ヴァレンタイン ギルティギア 1 ランス Ranceシリーズ 2 ランスロット(ZEROバーサーカー) Fate/Zero 2 ランデル・オーランド パンプキン・シザーズ 1 ランバ・ラル 機動戦士ガンダム 1 リアス・グレモリー ハイスクールD×D 2 リエラ・マルセリス 戦場のヴァルキュリア 1 リオレウス モンスターハンター 1 陸八魔アル ブルーアーカイブ 1 リザ・エステレラ やる夫スレオリジナル 3 リザードン ポケットモンスター 3 リゼ・ヘルエスタ バーチャルYouTuber 2 リーゼロッテ・ヴェルクマイスター 11eyes 1 リック・ディアス 機動戦士Zガンダム 1 リシテア=フォン=コーデリア ファイアーエムブレム風花雪月 1 リネット・ビショップ ストライクウィッチーズ 1 リーフィア ポケットモンスター 1 リボンズ・アルマーク 機動戦士ガンダム00 1 竜宮レナ ひぐらしのなく頃に 1 リュカ(ドラクエⅤ主人公女体化) ドラゴンクエスト二次 1 リューク DEATH NOTE 2 龍驤 艦隊これくしょん~艦これ~ 1 両儀式 空の境界 2 両津勘吉 こちら葛飾区亀有公園前派出所 3 リョウマ ファイアーエムブレムif 1 リュウガ ポケットモンスターREBURST 1 リヨぐだ子 Fate/Grand Order 2 呂布 三國無双 3 呂布トールギス SDガンダム三国伝 1 リリィ ENDER LILIES 1 リリエンタール 賢い犬リリエンタール 1 リルトット・ランパーヤード BLEACH 1 リンク ゼルダの伝説 1 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール ゼロの使い魔 3 ルカ・ブライト 幻想水滸伝シリーズ 1 ルーク・バレンタイン HELLSING 2 ルーサー ファンタシースターオンライン2 5 ルサルカ・シュヴェーゲリン(アンナ・マリーア・シュヴェーゲリン) Dies irae 2 ルシフェル エルシャダイ 1 ルッカ クロノシリーズ 1 ルドガー・ウィル・クルスニク テイルズオブエクシリア2 1 ルージョン・アーネ=フィアカント 冠を持つ神の手 1 ルーナ ファイアーエムブレムif 2 ルパン三世 ルパン三世 2 ルビー・ローズ RWBY 4 ルーミア 東方Project 4 ルリリ ポケットモンスター 1 ルルー ぷよぷよ 1 ルー・ルカ 機動戦士ガンダムZZ 1 ルルーシュ・ランペルージ コードギアス反逆のルルーシュ 1 レイア・ダラーヒム 戦姫絶唱シンフォギアGX 1 霊烏路空 東方Project 3 鈴仙・優曇華院・イナバ 東方Project 1 レイチェル=アルカード ブレイブルー 2 レイナーレ ハイスクールD×D 2 レヴィアタン 絶対防衛レヴィアタン 2 レオナ・ハイデルン THE KING OF FIGHTERS 1 レオナルド・ウォッチ 血界戦線 1 レオニダス Fate/Grand Order 1 レオパルドン キン肉マン 1 レオパルドン(スパイダーマン) 東映版スパイダーマン 1 レオン・D・S・ゲーステ スターオーシャンセカンドストーリー 1 レギオン ガメラ 2 レザード・ヴァレス VALKYRIE PROFILE 1 レジアス・ゲイズ 魔法少女リリカルなのは 1 レジスチル ポケットモンスタールビー・サファイア 1 レッド ポケットモンスター 5 レッドスカル MARVEL Comics 1 レッドピラミッドシング SILENT HILL 1 レッドマン レッドマン 1 烈風のシンク テイルズオブジアビス 1 レティ・ホワイトロック 東方Project 1 レナモン デジタルモンスター 1 レミリア・スカーレット 東方Project 2 レム Re ゼロから始める異世界生活 1 レン・ブライト 英雄伝説シリーズ 3 煉獄杏寿郎 鬼滅の刃 1 ロアマスター Helltaker 1 六条深雪 ストロベリー・パニック 3 ロザリンド 魔界戦記ディスガイア 2 ロック 超人ロック 2 ロック(プリキュア) Go!プリンセスプリキュア 2 ロックマン 流星のロックマン 1 ロード・ディアーチェ 魔法少女リリカルなのは 1 ロードナイトモン デジタルモンスター 1 ロボット やる夫スレオリジナル 1 ロボット兵 天空の城ラピュタ 2 ローラ・スチュアート とある魔術の禁書目録 1 ローラン【妹】 Elona 1 ロールシャッハ ウォッチメン 1 ローレシア王子 ドラクエ2 1 ロロ 蒼き雷霆ガンヴォルト 1 髏々宮カルタ 妖狐×僕SS 1
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登録日:2012/11/21 Wed 00 02 06 更新日:2024/06/29 Sat 17 35 18NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 アニメ未登場 キン肉マン ネタバレ項目 バカ鳥 ブルー・サンダー ペット 小さな勇者 幸せの青い鳥 無言実行 猪突猛進 王位争奪編 瞬殺 自己犠牲 隠れた英雄 青鳩 鳩 「ブルー・サンダー」とは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。 「キン肉マン史上最高の名勝負」と云われる「ロビンマスク対マンモスマン戦」に颯爽と乱入し、自分の身を呈してロビンの窮地を二度も救った漢。 その決勝戦での活躍ぶりは、負傷によって決勝では何も出来なかったウォーズマン以上である。 尚、彼は“キン肉マンのキャラクター”としての知名度は低いものの、“種族”としての知名度は主人公のキン肉スグルにも劣らない程に高い。 特に、20代〜40代の日本人からは圧倒的な知名度を誇る。 【作中での活躍】 生物の血や汗を自動的に追尾するマンモスマンの「ビッグ・タスク」によって、ロビンマスクは背後から背中を貫かれ、窮地に陥っていた。 そこに、客席から一人の少年が鳥カゴを持って駆け寄ってきた。 「キン肉マーン!!」 不思議に思ったキン肉スグルは 「どうしたんじゃ少年よ?」 と訊いた。 「これ、家で買ってる青鳩のブルー・サンダーっていうんだけど。」 少年は、ロビンマスクがマンモスマンに苦戦しているのを見て、いてもたってもいられなくなり、ペットの「幸運を呼ぶ青い鳥」をキン肉マンチームにプレゼントしに来たそうだ。 それに喜んだキン肉スグルは、ロビンマスクを励ましながら鳥カゴをブンブンと振り回す。 「おーい、ロビン。お前のファンの少年が、お前の為にこの幸福を呼ぶ青い鳥を持って来てくれたぞ!!」 ブンブンブンブン \パカッ/ 「ゲッ!鳥カゴのフタが!!」 \バサバサッ/ 突然、鳥カゴのフタが開き、ブルー・サンダーが鳥カゴから飛び出した。 \バサッバサッ/ 実況『ああっ!鳥カゴから逃げ出した青い鳩が、リング上のマンモスマンめがけて飛んで行くーっ!!』 \パサ/ 「うわっ!!」 実況『そして両目を塞いだーっ!!』 ブルー・サンダーが、マンモスマンの両目を塞いだ事により隙が生じ、ロビンマスクは窮地を脱出する。 これにはキン肉スグルも観客も大喜び。 「やったーっ!キミの青い鳩が早速ロビンに幸運をもたらしたぞーっ!!」 マンモスマンはキレた! 「ヌオオ!!このバカ鳥が!いらぬ邪魔をしおってー―!!」 マンモスマンは、パワフル・ノーズでブルー・サンダーを捕らえる。 「死ねやー――――――――っ!!」 ビュッ マンモスマンは、そのままブルー・サンダーを天井に叩きつけた。 \グシャ/ 実況『あーっと、ロビンの命を救った青い鳥は、ロビンの代わりに自分の命をマンモスマンのパワフル・ノーズによって断たれたーっ!!』 ブルー・サンダー死亡。 このマンモスマンの凶行に怒ったロビンは、マンモスマンに襲い掛かるもマンモスマンのパワフル・ノーズに捕まり、「ゴースト・キャンバス」という技を掛けられる。 「ゴースト・キャンバス」とは、相手の頭をキャンバスに突き刺し、身体だけを回転させて首を捩切る恐ろしい技である。 過去にもゴーレムマンという超人が、この技によって首を捩切られている。 身体をギリギリと捩られ、再び窮地に陥るロビン。 しかし、マンモスマンのビッグ・タスクが突如あらぬ方向に伸び始める。 「ン?オレさまのビッグ・タスクが!?」 ニョキニョキニョキ 「そうかーっ!わかったぞ!血や汗を出し尽くして衰弱しきったロビンの体に何の反応も無くなった所へ、さっきマンモスマンが天井に叩きつけた青い鳩が流血したので、ビッグ・タスクはその新しい生き物の血に反応を起こしたんだ!!」 ニョキニョキニョキ 実況『おおーっと、マンモスマンのビッグ・タスクがどんどん伸びるー!!』 \グサ/ ビッグ・タスクが、天井に叩きつけられたブルー・サンダーに突き刺さった事により、天井に宙吊りになるマンモスマン。 これにより、また窮地を脱出したロビンマスク。 ブルー・サンダーは、死してロビンマスクを救ったのだ。 再び戦う両雄。 ここからロビンマスクとマンモスマンによる、キン肉マン史上最高の名場面へと繋がっていくのである…… その後、「キン肉マン」という漫画にブルー・サンダーが登場する事は無かった。 しかし、ロビンマスクを救う為にマンモスマンという強敵に果敢に立ち向かったブルー・サンダーの勇姿を、読者は永遠に忘れないだろう。 たぶん。 なお、アニメ版キン肉マン王位争奪戦では存在が抹消されている。なんでだよ…最強の英雄だというのに… 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 唐突に出て来て唐突に死んだな -- 名無しさん (2013-10-30 19 16 21) ↑なーに、この作品ではよくありすぎること -- 名無しさん (2013-12-12 16 22 09) 積み重ねも無いお涙ちょうだいドラマなんて闘将!ラーメンマンでは毎回やってたしなwしかし、この項目を建て主は愛に満ちている -- 名無しさん (2014-10-14 11 58 09) こんな唐突な乱入でもなければ確実に殺せてるゴーストキャンバスが酷すぎる。この技だけで大抵の超人を殺せそう。 -- 名無しさん (2015-04-28 00 12 20) アニメには出さなくて正解だと思う、作画に合わないし白けるだけ -- 名無しさん (2016-05-11 19 15 15) なんかワロタ -- 名無しさん (2017-11-03 11 33 15) 何だと思ったら鳥のことだったのね -- 名無しさん (2017-11-03 11 55 35) 実況やスグルの説明口調のおかげで文字だけで状況が伝わって来るんだが、原作漫画でもそのまんまこれだから結構クドイんだよなぁ… -- 名無しさん (2019-03-21 21 18 19) 王位争奪編ってカットしても問題ないシーンとセリフかなり多いからねぇ -- 名無しさん (2020-09-06 23 17 27) 鳥の乱入はルール違反じゃ…ミートとかが乱入してもおとがめなしだからいいのか -- 名無しさん (2021-12-02 23 09 51) 迷走の象徴みたいなもんだからゆでは思い出したくもないだろうな -- 名無しさん (2021-12-02 23 21 03) これこそまさに茶番だよなw -- 名無しさん (2022-12-23 15 39 57) ↑3故意に飛ばした訳じゃないし…所詮ただの鳥だし。しかしマンモスマンサイドから見たら普通に腹立つよねこれ -- 名無しさん (2022-12-23 17 42 02) そもそもアニメはウサギの感電死とか骨抜かれる犬とか小動物の犠牲は避ける傾向にあるしそりゃカットされるわ -- 名無しさん (2024-06-29 17 35 18) 名前 コメント
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タイトルリスト 魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 1st 魔法少女リリカルなのはA s? 魔法少女リリカルなのはStrikerS? 特徴 ソウルビートやバーン能力に優れる。 各項目では最高水準というわけではないが、それらとパワー・回収を高いレベルで兼ね備えており、複数のデッキタイプが存在する。 また、「なのは」や「フェイト」といった主要キャラのネームシナジーに強力なものが多い。 StS 指定されたキャラが舞台に揃う事で効果を発揮するという原作再現の永続効果が多い。 揃えるのも維持するのも容易くはないがそれに見合った強力な効果を期待できる。 N1 「なのは」と「フェイト」のネームシナジーを持ったサポートキャラが豊富。 チェンジ方式は、「CXフェイズ/チェンジ先とのコスト差+①/手札1と自身を控え室に置く」 AS 「思い出がX枚以上なら~」の方式だけでなく、自身が思い出になる事で永続的に効果を発揮する記憶イベントが登場した。 チェンジ方式は、「CXフェイズ/チェンジ先とのコスト差+①/手札1を控え室に置き、自身を思い出にする」 トップデッキ 【黄赤_なのフェイ】? その他のデッキ 【フェイト&ヴィータ】?(赤黄) 「フェイト」?の高パワー、高ソウルに「ヴィータ」?のバーン、相討ちを合わせたデッキ。回収も強く爆発力に優れる。 キーカード “雷光”フェイト? 対象にならない、全体ソウルパンプ、デッキ逆圧縮、ついでにLV.1から早出し可能と数々の厄介な効果を持つLV.3キャラ。 回復効果こそ持たないものの、決定力がありフィニッシャーとして働くことが出来る。 使い魔アルフ? 「フェイト」?指定パンプと自ターンの全体パンプ効果を持つ後列向けキャラ。「フェイト」?自体に高パワーキャラが多く、他のパンプカードと合わせることにより全レベル帯で高パワーを維持できる。 【黄赤t青型】 【フェイトビート】?と「なのは」?デッキの折衷案に守護騎士シャマル&守護獣ザフィーラ?を加えた形。回復、バーン、パワー、回収、デッキブレイクと穴を埋めていくタイプ。 キーカード 守護騎士シャマル&守護獣ザフィーラ? 起動効果による回復効果を持つレベル応援キャラ。回復効果の有用性はもちろんとして、タイトル自体に早出し可能なLV.3キャラが多いため効果の恩恵を受けるキャラが多いことも利点。 【なのは&アリサ】?(赤緑) 意地っ張りアリサ?によるアンコール付加により、場を制圧していくデッキ。回収能力が高く、妨害の出来ないデッキ相手の場合非常に安定する。 キーカード 全力全開なのは? 条件付きではあるもののパンプ効果と回収効果をノンコストで行うことが出来るクライマックスシナジーを持つ、中盤の要とも言えるキャラクター。ただし助太刀による返り討ちには注意。 意地っ張りアリサ? 「なのは」?にアンコールを付加する後列向けキャラ。「なのは」?自体のカードプールが広いため、序盤から終盤まで通してお世話になる優良後列キャラである。 コメント欄 名前 コメント すべてのコメントを見る
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トーマ・アヴェニール シグナム ヴェイロン トーマ・アヴェニール アンロック(Record01) プロテクション(Record01) ディバイド・ゼロ(Record01) シルバーバレット(Record04) シルバーハンマー(Record04) ディバイド・ゼロ『エクリプス』(Record10) シルバースターズ『ハンドレッドミリオン』(Record11) シグナム シュランゲバイセン(Record06) 紫電一閃(Record06) ヴェイロン バードショット・シェル(Record04) フレシェット・シェル(Record04) ナパームファング(Record04)
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魔術師少女リリカルりん ◆Bj..N9O6jQ どういうことなのかしらね、これ。 それが私、遠坂凛が始めに思ったことだった。 いきなり目が覚めたらどこか分からないところに連れて行かれてて「殺し合いをしろ!」 なんて言われ、荷物受け取ったらどこかの建物の中にワープなんていくら魔術師の私でも 理解不可能だ。しかも魔術のレベルじゃない、魔法レベルの技術が使われてるみたいだし (ちなみに私達は現代の科学で同じ結果を導き出せるものを「魔術」、科学では再現できな いものを「魔法」と呼ぶ)。 「救いがある、といえばあるのかもしれないけど……」 名簿を見てみる。 明らかにおかしい名前の奴がいたりとか妙に日本人が多いのは放っておいて、ともかく セイバーにアーチャーがいるのは幸いだ。セイバーとアーチャーは強い。なんでまた召喚 されてるかは分からないけど、二人に勝てる相手がそうそういるとは思えないし…… そこまで考えて、ふと気付いた。その二人は、本当に私が知ってる「セイバー」と「アー チャー」なんだろうか? 「……あの金ぴかもアーチャーよね、確か」 もしアーチャーがそっち、英雄王ギルガメッシュなら最悪だ。強過ぎるし性格も危険。 偉そうな性格だったからギガゾンビとかいう奴に喧嘩売ってくれそうだけど、少なくとも 私とは友好的な仲じゃない。だいたい、ずっと昔に行われた聖杯戦争の「セイバー」や 「アーチャー」だったら完全に知らない相手だ。顔写真でも付けてくれればいいのに。 それに、普通の英霊は本来の居場所に戻ると記憶が無くなる。下手をすれば、例え私が 知ってるアーチャーだったとしても味方になってくれない可能性さえある。セイバーは 記憶があったらしいから、その点は安心だけど。 「そうなると、まず探すのは士郎ね」 士郎なら武器ぐらい簡単に調達できる。とりあえず二人揃って干将・莫耶を持ってれば 少しは安心できると思う。武器があるのとないのとでは大違いだ。 それに、あいつ一人だと不安もある。士郎のことだから『殺し合いするな!』とか言い まわって、色んな戦闘に突っ込むに違いない。士郎はそういう性格だ。 私だってわざわざ殺し合いに乗ってやるのはごめんだ、聖杯戦争は終わってるんだし。 ただ、襲い掛かってくる相手には容赦しない。だけど士郎は例え自分を殺しに来る相手で も、何とか殺さずに済ませようとするだろう。はっきり言って、そんなんじゃいくら命が あっても足りないに違いない。そういう面から言っても、士郎とさっさと合流してカバー してやらないと。 当面の方針は決まった。後は、どうやってそれを成し遂げるかだ。となると重要なのは。 「これ、何が入ってるのかしら」 ランダムに決まる支給品。もしかしたら宝石とかアゾット剣とか入ってないだろうか。 まあそこまでは無くても、ちょっとした魔術礼装(魔術行使をサポートする道具のこと) ぐらい期待してもばちは当たらないはず。 早速開けて取り出してみる……明らかに容量が第二魔法とかそういったレベルを超越し てるのは置いておいて、まず出てきた物そのいち。飲み物。正確にはヤクルト一本。最初、 水とか食料の一部かと思った。新手のいじめ? 「……次」 落胆しながら違うものを取り出す。だいぶ薄れた期待と共に出てきたのは…… 「よし、ツイてる!」 思わずガッツポーズをしてしまうほどの、当たり。出てきたのは赤い宝石。しかもこの 宝石からは魔力を感じる。これ以上ない当たりだ。 説明しておくと、遠坂の魔術師は力の「転換」を得意とする。あらかじめ何かに魔力を 溜め込んでおいて、いざという時その力を一気に開放することにより高度な魔術を一瞬で 行使できるというわけ。そして、遠坂家は宝石に魔力を溜め込むのが得意。……まあ開放 すると宝石が壊れるせいで遠坂の魔術師は金欠なんだけど、それはともかく。 他の荷物をデイバッグに戻し、宝石を手の中に握り締めて精神を集中、魔力を流す。 誰もいないうちに少しだけでもやっておいた方が安全でいいだろう。数分程度の魔力でも 眼くらましにはなるし、幸いここは建物の部屋の一室だからいきなり襲われることもない。 すぐにすませるつもりだった……んだけど。 「魔力が流れ込むのが遅い……?」 なぜか知らないけどいつもより魔力の通りが悪い。いきなりこんな所に連れてこられた からだろうか?この調子だと予想外に時間を使ってしまうかもしれない。もし襲われたら 逃げ場が無いかも、とか考えているといきなり声が聞こえた。 「Hello」 「うわ、敵? もう!?」 なんか大人の女性らしい声だった。英語ってことは外国人?とりあえず周りを見渡す。 でも誰もいない。隠れてるんだろうか…… 「……What are you doing ? Look at me」 「…………」 またした。今度ははっきりと聞こえた、しかもこの宝石から。えっと、これってつまり。 「……喋ってるの、あんた?」 「Yes」 「…………」 喋る宝石。普通こんな物に遭遇したら誰だって驚く、魔術師の私だって驚く。 だけど、宝石は待ってくれない。 「Who are you ? Do you know where my master is?」 「……うん、まあ」 人間みたいな声で喋る宝石。そんな物、全く見たことなかったし聞いたこともなかった けど……きっと、世の中にはこういう魔術礼装もあるんだろう。ここにあるんだし。 そう強引に思って、混乱する頭を落ち着かせようとする私だった。 「Answer, please」 「……現状把握するまでちょっと待ってて、お願いだから」 【D-5 ホテルの一室・1日目 深夜】 【遠坂凛@Fate/ Stay night】 [状態] 健康・ややびっくり [装備] レイジングハート・エクセリオン/スタンバイモード@魔法少女リリカルなのは [道具] 支給品一式、ヤクルト一本 [思考・状況]1 ……これなに? 2 士郎と合流 3 アーチャーやセイバーがどうなっているか、誰なのかを確認する 4 自分の身が危険なら手加減しない 時系列順で読む Back オープニング Next 彼女の最適解 投下順で読む Back オープニング Next 子供と大人 遠坂凛 80 遠坂凛は魔法少女に憧れない
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魔法少女リリカルなのはSHINE第二部 著者:空魔神 2009年 10月 19日 更新> 作品の紹介 第二部第三十九話②を更新しました。 姿を捉えることさえ叶わないエクィスのスピードに圧倒されるしかない四人。しかし、決して諦めているわけではなく……。 それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十九話②に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十九話①を更新しました。 本気になったエクィスのスピードに翻弄される聖、レイド、はやて、ヴィータ。反撃の糸口は――!!? それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十九話①に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十八話を更新しました。 聖&ヴィータVSアブソブル・エクィス。一進一退の攻防の行く末は――? それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十八話に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十七話①②を更新しました。 唐突に現れたエクィスに喰われるパワード。それだけに収まらず聖達にも猛威を振るう――!! それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十七話①②に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十六話①②を更新しました。 ヴィータという増援を得て完全にパワードを圧倒する聖たち。だが、戦局は目まぐるしく回っていき――!? それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十六話①②に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十五話を更新しました。 枯れる花園という枷も無くなり聖、レイド、はやては魔獣を一掃、パワードを圧倒する。そしてもう一人……。 それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十五話に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第34.5話①②を更新しました。 はやて、レイド、聖が苦戦する傍ら。結界の外に一人残されたリインフォースⅡは何をしていたのか? それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第34.5話①②に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十四話①②③を更新しました。 攻勢に転じる三人。だが全力を出せないというハンデはやはり大きい。その時……。 それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十四話①②③に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十三話を更新しました。 聖、レイド、はやて。揃った三人はいよいよ反撃を開始する! それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十三話に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十二話①②③を更新しました。 パワードの能力で本来の力を封じられたレイドとはやて。奮戦するも徐々に追い込まれていく……二人の運命や如何に!? それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十二話①②③に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十一話①②③を更新しました。 はやてとレイドの前に現れたのは新たなアブソブルレッサー・パワード。二人の魔導騎士を前にしても余裕を崩さぬ魔獣の真の力とは……!? それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十一話①②③に・・・・・・ユニゾン・イン!! 第二部第三十話①②を更新しました。 はやて達を助けるべく動き出す者達。そしてはやて達自身には一体なにが起こっていたのか……!? それでは魔法少女リリカルなのはSHINE第二部第三十話①②に・・・・・・ユニゾン・イン!! 蒼き天の支配空間
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あ行 アリサ・バニングスの憂鬱 ある教論のメモ書き 鬱はやて Eternal Breaker ERIO Days エリオと○○ お引っ越しなの! おやすみのじかんだよ ままがごほんよんであげるね か行 管理局X-FILEシリーズ 機動六課の「」 機動六課の夏休み 供給が無い一人怪談祭り 局員達のどうでもいい話 訓練校事件簿 さ行 査定官シリーズ 時空管理局局員の華麗なる日々 少数派シリーズ 新婚なの! 世紀末機人伝説 迫るなのはさん ゼロのアリサ た・な行 トリスメギストス ナンバーズ寮の管理人 2周目はじめました は行 早すぎた話 ヒドゥンに立ち向かう者 Fallen Angel ベストフレンド ま行 魔法侍女リリカルユーノ 魔法少女リリカルA&S 魔法少女リリカルF&B 魔法少女リリカルジュエルシリーズ 魔法少女リリカルなのはNNS 魔法少女リリカル春風 魔法少女リリカルVtoY 魔法少年リリカルユーキ ○○な小話 もしもなのはが闇の書の主だったら や行 夜天王はやて 夜天王はやて『LOE』 ユニゾン・ナンバーズ 歪な願い 歪んだ想い ユーノスクライア奮闘記 ら行 「Lack」の商人 リインのアトリエ ~ミッド・ベルカの錬金術師~ リリ学トーナメント 観戦者たち リリ学トーナメント 支援スク リリ学なのはStrikers リリ学放送室TV リリカル異聞録「神隠し」 リリカル学園TRPGリプレイ風スク『クリムゾン・クエスト』 リリカル学園 -とらいあんぐる- リリカル学園 -ナナの夏休み- リリカル学園バトルトーナメント リリカル学園タッグバトルトーナメント リリカル学園 =モンスターでハンター!= リリカルアリサ リリカルサスペンス劇場 リリカルなのはStrikerS -囚われた者達- レティ提督の憂鬱な1日半 アリサ・バニングスの憂鬱 ある教論のメモ書き 鬱はやて 暴漢に捕らえられた八神はやて 彼女に降りかかるのは、人権を無視した陵辱の数々 薬物投与。排泄物責め。そして、望まぬ妊娠 絶望と苦痛の最中において、八神はやての心は踏みにじられる そして、その後に待ち受けるのは…… 今だから言える こんな作品書いちゃってごめんなさい! 本当にごめんなさい! Eternal Breaker 『本編大好きだけどA sリインフォース生存ルートも見たかった!』を動機に見切り発車したSS。 オリキャラ主人公ということで作者的には内心超ビクビクモノだったが、暖かな声援に見守られどうにか完結した。 主人公の柳也がヴィータに蹴られたりシグナムと鍛錬したりソーミンチャンプルー作ってザフィーラに振舞ったりする。 あとバトル。 当初の予定ではヴィータとラブラブいちゃいちゃして終わる予定だったが終わってみるとあら不思議。 とりあえず蹴られはしたけど全然そんな空気ありませんでした。 現在はひっそりと[Mild Days]という続編が続いているが、あまりに更新頻度が低いせいで正味忘れられている。 まさに自業自得。 こんな大人になっちゃいけません。 書きたいけど先に仕事を打ち倒さなければそれもままならないジレンマ。 完結までどうにか頑張ります。 ちなみにロダにまとめファイルがある。 [gebo1793.lzh] なんでzipにしなかったんだろう? 今となっては自分にも謎。 ERIO Days 「エリオと○○」の話の中で分岐したもう一つの物語 話数的には「エリオと○○」に換算されるものの物語の中でまったく別の物語が進行するというスタイルである ある日エリオがフロニャルドに勇者として召喚される所から物語は始まる フロニャルドで行われる戦(いくさ)に勝つ為の切り札として召喚されたエリオが戸惑いつつも楽しく戦っていくほのぼのストーリー のはずだったのに終盤では魔物が現れいつになくシリアスムードに… 基本的に「Dog Days」の主人公がシンクからエリオに変わったくらいで他はあまり変わっていません 大筋のストーリーに変化は無いけど細かい所で若干変更がある程度? 一応最終話以降の展開はアニメとは違う形にする予定ではありますが… これは、勇者と姫と耳と尻尾と勇気と希望の物語 エリオと○○ エリオとアツェレイが主人公の作品。 この作品の存在が「フェイト×エリオ」というカップリングを生み出し、エリオがレイプされる原因を作り出した。 今日も今日とて二人の主人公は想い人から押し倒されたり逆レイプされたり様々なギャグ展開が飛び出す。 たまに激しい死亡フラグをぶち立てたりへし折ったり実際に死んだりするけど気にするな!俺は気にしない! 作者のフリーダムっぷりが目を引くこのスクでは様々なネタが仕込まれているのもご愛嬌。 アツェレイ、ミライ、コロクといったオリキャラを生み出したその罪は重い(いい意味で)。 シリアスとギャグが交差する時、物語が始まる! 余談だが「Lack」の商人の作者とはメ欄で会話するくらいの超仲良しだ! お引っ越しなの! 「これからどないしょ……」 先ほどまで我が家であった部屋を前に、一家の主は、ぼそりと呟いた。 ミッドチルダの住宅事情は厳しい。あんなに廃棄区画があるというのに。 そこで八神はやては立ち上がった。 廃棄区画を整地し、大不動産王になってやろうと! 続々と集まるかつての仲間たち。 そして、立ちはだかる不動産王レジアス・ゲイズ! 心休まる家庭の為に、今、ミッドチルダ始まって以来の不動産バトルが始まる! 「はやてちゃ~ん。ちゃんと家賃払ってからそういうこと言おうね~」 おやすみのじかんだよ ままがごほんよんであげるね 御伽噺をなのはキャラたちが演じていくお話。 ヴィヴィオが酷い目に遭いそうになるとなのはママの砲撃がちらり。 管理局X-FILEシリーズ ノリと勢いだけで始まった「リリカルなのは+B級ホラー」スクシリーズ。 魔法少女リリカルはやての連載第1回時のレスを見てネタを返したのが発端。 完全にノリと勢いで始めたネタ的作品で、事実当初は毎回書きながらリアルタイムでスレに投下していた。 「アースラ乗員消失事件」のみで完結する予定の単発スクだったが後にシリーズ化。 いつの間にか主人公の隊長以外にも■やら娘やら部長やらヘラクレスやら鏡面やらバルバスや爬虫類軍団やらえらい事に。 もうついてきてくれる人だけついてきてください。 1作目は中の人が局員の華麗なる日々と同じである事がバレないようにシリアス調で進めていたが、 すぐに局員が暴走し始めなんとなくバレていた様子。 最終回で局員 s「」である事を白状したが投下時にメ欄に「X」と入れていた事からXあきと呼ばれ、 「」がdat時代の呼び名であった事もあり以降はXあきとして文芸部で生きる事に。 seasonⅠ~Ⅳまでが完結。それと短編のSeasonEXがいくつか。 まだまだ書きたいが中の人の事情で中々時間が取れないのが悩み。 頑張ります……! 機動六課の「」 機動六課の夏休み 夏の休暇を管理局の保養施設で過ごすことになった六課メンバー。 専用ビーチや温泉付きの豪華施設に目を輝かせる一同だったが、温泉が露天風呂と知って 別の意味で目を輝かせる男が……。 秋~冬にかけて投下されていたことはスルーでお願いします。 供給が無い一人怪談祭り 局員達のどうでもいい話 訓練校事件簿 スバルとティアナの訓練校時代を描いたスク。 変わり者の同期に囲まれつつ日々訓練に励む2人を襲う黒い影と陰謀。 悪夢と人間不信に苦しむティアナをスバルは救えるのか? そして黒い影と暗躍する幼女の正体とは!? 漫画を読んで思いついたはいいものの、行き当たりばったりでグダグダになってしまった話。 たま~に他のスクと時系列が繋がっていたりキャラが再登場したりしている。 だが、作者がしょっちゅう間を空けてしまったため基本気付かれない。 査定官シリーズ 時空管理局局員の華麗なる日々 局員 s「」を名乗り「局員に光を!」というコンセプトで始まったスク。 リリカルゆうのA s連載時に主にろだ投下で行われた。 サスケ局員3人組の局員 sが好き勝手暴れるのが主旨のスクなのでカオス極まりない事がほとんど。 リリゆうA s終盤では特に打ち合わせはしていないが少局氏のスクとちょっとリンクした。 管理局X-FILEシリーズを書くようになってからは季節行事をネタにしたスクとしての位置づけになった。 が、やっぱり中の人の忙しさと相まって既に季節は何度も過ぎ去っている…… 少数派シリーズ dat時代のリリカルゆうので発生 不憫な扱いを受けていたヴィータを救済するために自称少数派の局員が奔走するスクだった 男前でダンディな局員が大活躍する予定で涙するヴィータにハンカチを差し出したのがはじまり しかし「」の「ロリコンだ!」の一言により一転して変態紳士に ちょっとしたネタのつもりが気づいたらシリーズ化していた 初期は少数派局員が我が身を犠牲にしてヴィータを不憫から救う感動短編 基本はヴィータとユーノのキャッキャウフフとかその他もろもろの幸せ話による不憫の中和 だがしばらくして闇の書から生まれた闇書石が誕生してオリキャラが増加 バトルも増え変な設定も増え局員 sとリンクしていただいたり長編やったりして歯止めがつかなくなった よく分らないノリと勢いだけのカオスな迷走っぷりと統一性のなさが特徴だった 新婚なの! 女殺しで有名な、高町なのはの毒牙にかかったヴィータ。なし崩し的に結婚させられてしまう。 祝福の声に、チャペルで鳴り響く、鐘の音。 しかし、それは祝福の鐘ではなく、次元世界を巻き込んだ一大戦争のゴングに過ぎなかった! 次々と現れるライバルを前に、ヴィータは正妻の座を守りきれるのか! 今だ沈黙を守るフェイト・テスタロッサ、各候補者のオッズを発表する八神はやての真意は!? 「次元世界の女は、みんな私のモノなの! うふふふふふ、わーっはっはっはっはっ!」 世紀末機人伝説 あいかわらずの変人科学者、あと次元犯罪者なスカ博士 とある死体を買い取って戦闘機人化したところから話は始まる ソイツは世紀末世界からやってきた… リリ学スクではないが、リリ学設定と同じ世界観を採用したギャグとバトルと日常な話 新たにナンバーズの末弟となったモヒカンの活躍?の物語 モヒカンのキャラが受けたのか、リリ学キャラとしては異例な早さで認知度が高まる リリ学スクで使ってくれた他の作者さん達のおかげである 当初は以前の文芸部で出たネタを使った一発ネタ的なスクであったが、まさかのモヒカン人気でシリーズのようなことになった たまに書いては投下するのだが、他のスクを書いたり忙しいので基本はネタが浮かんだらである 読者と他の作者さん達にはマジで感謝 迫るなのはさん ゼロのアリサ トリスメギストス ナンバーズ寮の管理人 2周目はじめました 早すぎた話 ヒドゥンに立ち向かう者 Fallen Angel ベストフレンド 魔法侍女リリカルユーノ 「平凡な小学三年生。『アリサ・バニングス』と―――」 「平凡な10歳の大学生だった筈の『ユーノ・スクライア』に訪れた―――」 「「突然の事態!」」 「「受け取ったのは勇気の心」」 「「手にしたのは魔法の力」」 「「これから始まるのは、そんな愛と平和と正義に情熱と青春を真っ赤に燃やす、 熱血バトル魔法アクションストーリー!!」」 「「魔法侍女リリカルユーノ!始まりますっ!………あっれぇ?」」 魔法少女リリカルA&S 魔法少女リリカルF&B 発掘されたロストロギアの護衛任務についていたなのは。 しかし、ベルカ復興を目指す過激派集団RLWの襲撃に遭いロストロギア共々拉致される。 上層部は裏切ったなのはの自作自演だと疑うが、アースラ組はなのは救出を目指し捜査を開始する。 数ヵ月後、 なのはの無事を願うヴィータの前に現れたのは、RLWの制服に身を包むなのはだった……。 魔法少女リリカルジュエルシリーズ ジュエルシード『オッパイヲオオキクシタイ』…ここから何故か始まった、四人目の魔法少女の物語。 ○無印 始まりは雨の中。 フェイト・テスタロッサとファイト・テスタロッサ。 二人の少女との戦いが、ジュエルとなのは…そして時空管理局本局おも巻き込んだ大事件へと発展する。 ○As 最初の事件から半年後。突如現れるベルカの騎士と名乗る集団、そして不死身と豪語する謎の存在ライトレス。 さらに強奪されたジュエルシードから生まれた、最強の戦闘集団JS十姉妹が襲いかかる。 そしてジュエルは、かけがえのない一人の少女と出会う事になる… ○strikerS 四人の魔法少女が集ったあの日から十年。 ミッドチルダの郊外で、二人の魔法少女が集う。 スバル・ナカジマとティアナ・ランスター。 過去に絡め取られ、それに立ち向かう少女たちの戦いが… 全次元存亡をかけた、世界最大の戦いが始まる。 ○X ティアナ・ランスターは執務官として、ミッドチルダに降り立った。 …マリアージュと呼ばれる、謎の戦闘兵士による殺人事件を追うために。 再び集う六課メンバー。 そして彼女たちは、異様に家庭的なマリアージュ、アリデットと… 記憶を失った少女、イクスと出会う。 ○学園戦記ジュエル フィアッセ・クリステラはどこにでもいる女子中学生である。 しかし、世界は彼女をそのままにはしておかなかった。 突然テレビで明かされる、魔法実在の会見。 伝説の生物との邂逅…そして、魔法少女ジュエルとの出会い。 新学期…彼女の人生と世界に、史上最大の試練が訪れた。 魔法少女リリカルなのはNNS 魔法少女リリカル春風 魔法少女リリカルVtoY V(ヴィータ)to(と)Y(ユーノ) 実験作 物語の舞台はA Sからだいたい四年後ぐらい 管理局の研究所から流出したジュエルシードのコピー品を追うヴィータとユーノの戦いを描こうとした 諸事情により打ち切り 俺たちの戦いはもう……ない…… 魔法少年リリカルユーキ ○○な小話 もしもなのはが闇の書の主だったら タイトル通り、なのはが闇の書の主だったらという設定のスク。 高町家で暮らすヴォルケン s。幸せそうななのは。 そしてユーノは別の人物と協力することに……。 夜天王はやて 夜天王はやて『LOE』 ユニゾン・ナンバーズ ナンバーズが戦闘機人ではなくユニゾンデバイスだったら? そんな思い付きから始まった作品。 気づけば「-囚われた者達-」からトラディスがゲスト出演して猫耳ヴィヴィオなんてものができたり リインⅠが復活してその娘としてマテリアルズが登場したりしています。 内容が気になる方はりりろだの「No.5」からダウンロード出来ますのでそちらをお読みください。 歪な願い 不思議な夢から目を覚ますエリオ 彼は何らかの違和感を覚えながらも体をベットから起こす すると里親であるフェイトが部屋の中に入ってきて朝の挨拶をしてきた エリオは元気に敬語で挨拶を返す フェイトはその事に少し寂しさを覚えるが徐々にならしていこうと気持ちを固めてハグをする ハグをされたエリオも少し慌てながらフェイトの事を母と思えるようになろうと気持ちを固めた さて今日は私立聖祥大学附属小学校の終業式がある つまりこの日を終えれば、明日からは夏休みなのだ エリオやキャロ、ヴィータやリイン達は嬉々と学校に向かう 長いながい夏休み―――永遠とも思えるほどに長い夏休みの始まりである――― この物語の主軸は恋愛と鬱であり、その中に微エロが組み込まれています。 どうしてこうなった……と言えるほどリリカルっぽくない話です。 そしてこの物語に出演するメンバーは見事なまでに歪んでいます。 つまり『歪んだ想い』に似ているのです。 この関係性は本編を見てもらえれば自ずと分かると思います。 現在は休載中ですが時間が出来たら投稿を再開しようとしていますので気長に待っていて下さいな…… 歪んだ想い 不思議な夢から眼を覚ますクロノ 彼は何らかの違和感を覚えながらも書類整理に戻ろうとする するといきなりエイミィが入ってきて早く帰ろうとせがむ 彼はまだ仕事が終わっていないと言うとエイミィはクロノの部屋を物色し始めた そして見つかってしまうR-18指定本(エイミィ似の人掲載) クロノはユーノの持ちモノだと言いはる しかし次の瞬間、クロノの耳に飛び込んできたのは思いもよらない一言だった 「興味があるなら……………………その、私と……する?」 この物語の主軸は恋愛と鬱であり、その中に微エロが組み込まれています。 どうしてこうなった……と言えるほどリリカルっぽくない話です。 そしてこの物語に出演するメンバーは見事なまでに歪んでいます。 どのように歪んでいるのか、そこは本編でお楽しみ下さい…… ユーノスクライア奮闘記 「Lack」の商人 リインのアトリエ ~ミッド・ベルカの錬金術師~ リリ学トーナメント 観戦者たち リリ学トーナメント 支援スク リリ学トーナメント応援のために投下されていたスク。 手に汗握るガチバトルから知略を生かした頭脳戦まで数多くの名勝負を生み出した。 リリ学なのはStrikers StrikerS本編にリリ学キャラを加えて再構成したIF設定&あらすじ。 本編26話+サウンドステージ分もあります。 リリ学放送室TV リリカル異聞録「神隠し」 リリカル学園TRPGリプレイ風スク『クリムゾン・クエスト』 リリカル学園 -とらいあんぐる- リリ学連載型の作品の一つ 敏明と春風、そして査定官の淡い三角関係を見抜いた奈月が今の関係を変えようと動き始めた物語 温泉旅行にて告白された敏明は自分の答えを見つけることができるのだろうか アツェレイとリイン2の喧嘩してしまった話もおまけとして同時に展開していた 未完作品 リリカル学園 -ナナの夏休み- リリ学連載型の作品の一つ 夏休みの朝。何故かジェドの家にナナがやってきた 何が目的なのか分からないままジェドはそれを受け入れる、そんな二人の恋愛模様を描いた作品 ジェドはメアに告白してふられ、ナナはオルドに向けていた感情を正しい形で受け止めようとする そしてそんな生活も夏休みが終わると同時に終わってしまう あの夏休みの毎日が彼と彼女を変えさせていた。それを二人はひしひしと感じ取っていた じつは『リリカル学園 =モンスターでハンター!=』からの派生作品である リリカル学園バトルトーナメント バトルトーナメントの支援作品の一つ 敏明がモンコレを使ったり、奈月がチャイナ服を着せられたり、ナナがSLBに押し負けたり 査定官とジュエルがガチバトルしたり、クロノがリニスを押し倒して修羅場ったり、ギンガが斑鳩を膝枕したり ユーノがインディ・ジョー○ズになってRHを口説き落としたり はやてとリインフォースがユニゾン解除できません!だったり ギンガが斑鳩に修行つけてもらって最後は鼻血吹いて倒れたり シャッハがプレシアを倒すために試合前に奈月と深夜の特訓をしたり ティアナがフェイトにアームロックを仕掛けたり少局がユーノになったり、N2がアツェレイになったり、ア ツェレイがジュエルにリリカル汁を搾り取られたり、敏明がティアナと一緒に殲滅部隊隊長&副隊長と戦ったり、 ティアナの戦闘力を7225だとしたらイスカの戦闘力は183638だったり N0から元の姿に戻るためにジュエルがN2の貞操を奪ったりした作品である リリカル学園タッグバトルトーナメント 前回に続いて開催されたバトルトーナメント 今度はタッグ戦だ! 各作者から原稿を募り、主催者が投下&アップする方式を取っている リリカル学園タッグバトルトーナメントの設定 リリカル学園 =モンスターでハンター!= 過去の文芸部に投下されたリリ学とモンハンのクロスネタをキチンと書き直したというもの 投下されたものはプロローグしかなかったが、この作品では最後まで書ききってあり、独自の展開を見せる また、モンハンの知名度の高さと自由度の高さからか他のとしあきが流れに乗り いくつものアナザーストーリーが描かれた。そのさまは、まるで祭りであるかのような熱気を放っていた 作中ではほのかに敏明×イスカで進行されているようだった リリカルアリサ 魔法侍女リリカルユーノの改訂版にして続き。なのちゃん家は癒し フェレットモードになる前の少年ユーノを拾ったアリサは、念願の魔法少女デビューを目指す 女の子に勘違いされていた事がきっかけではないが、ユーノはバニングス家にメイドとして雇われる ジュエルシードによって強化されたレイジングハート、それは二人のための魔法の力。 バトル。人間ユーノとレイハさんのコンビアクションが見れる。もちろんアリサも一緒に。 家族。両親のいないユーノと、両親が帰ってきたアリサと、――姉さんがいるフェイト。 トライアングルの向こうの、続きを今でも待っています リリカルサスペンス劇場 管理局X-FILEシリーズのスピンオフ作品。 部長が人間辞めて2周年という半端な記念企画として始まった。 が、実際は小ネタのつもりで始めたのだが書いてる人のリアルの事情との兼ね合いで投下間隔が偉い事になる。 第1話:08/04/10(木)投下 第2話:08/07/31(木)投下 第3話:09/02/14(土)投下 更に間隔が開きすぎて段々とサスペンスの欠片も無くなりついにはホラーに辿り着いてしまった。 それというのも普通にサスペンス進行して3話で終わるはずが3話の投下日がたまたま2/14、 ここで乗らねばカオススクの名が廃ると勝手に息巻いて修正した為にまだ終わらなかったりする。 ちなみに主賓であるはずの部長は扱いが一番おざなりになっている。 そして既に3周年も通り過ぎている…… スク作家としての死亡フラグを踏んだXの明日は……!? リリカルなのはStrikerS -囚われた者達- 現在進行形投下型のスク おかげで第三作目まで書かせてもらっている 弱小スクだから地道にがんばっていこうと思っていて、今日も楽しくリリ学スクを書く毎日……あれ? レティ提督の憂鬱な1日半 グリフィスに手を出そうとする自分の部下、嬉しそうに孫の話をするリンディ。 2人の言動を目の当たりにしたレティは未だ浮いた話を聞かない息子の将来に不安を抱く。 息子が悪い女に騙されはしないだろうか、もしかしたらこのまま孫を抱ける日は来ないのではないか? 心配になったレティは部下や協力者と共に息子の尾行を開始するが……。 グリフィスに寄り添う少女、悲しみにくれる乙女。 そして一行の前に何度も現れる六課のメンバー達―― 果たして、レティは息子のデート尾行を完遂出切るのか?
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私の前に現れたのは異形の人達…私達と同郷である彼らは自らを『悪』と名乗りながらもそれとは真逆の雰囲気を纏い、丁寧で礼儀正しい真摯な態度で接してきた。 私はそんなあの人達への警戒や疑心などはあまり感じない。でも彼らが『悪』称し、行動を起こすと言うのなら相応の対処をしていかなければならない。それが法の守護者である私達、時空管理局の使命だから… 『天体戦士リリカルサンレッド』この物語は川崎から現れた怪人たちがミッドチルダにて繰り広げる善と悪の壮絶なる闘いの物語である――― FIGHT.02『来迎、夜天の主!!』 「ん~だいたいこの辺の筈なんやけどなぁ」 私服に身を包んだはやては現在、メモを片手にミッドチルダ中央区画の市街地を歩いていた。彼女は六課制式運営までのまだ時間があるうちに、休日を利用してある目的地に向かっているのだ。 「なぁ、はやて~せっかくの休みなんだし何でそんな所行くんだよ?これから忙しくなるんだしさぁ…」 そんなはやてに同行している赤い長髪を三編みにした少女、ヴィータは気だるげにぼやきながら隣を歩いている。だが別にはやてと外に出ることを面倒に思っている訳では無い、只行き先が億劫なのだ。 なぜなら彼女達が目指している場所とはフロシャイムミッドチルダ支部(仮)なのである。 「まぁそう言わんとなヴィータ、この前会った時はあんまりお話出来んかったし…時間のある内に確かめておきたいんよ」 はやてはにこやかに言いながら鞄から何枚かの書類を出す。そこには現段階でのフロシャイムの調査報告が書かれていた。 グーグルを使い公式サイトを発見したところ、流石に本部の住所は載っていなかったが各支部の連絡先や特色、年間行事や職場の雰囲気まで事細やかに記載されていたのだ。 そしてフロシャイムが起こしたと思われる事件についても調べたが、唯一見つかったのが四年前アメリカのユタ州で起きた現地のヒーローとの数百人規模の乱闘だけである。他にはサメ型怪人が溺れている子どもを助けたと言う話があるがこれはどちらかと言うと善行だ。 「しっかし『人として当然の事をしたまでです。』って書いてあるけどさぁ…人じゃなくてサメじゃん。 だいたい自分から『悪の組織』って言ってんだしさぁ、さっさと乗り込んでブッ潰したって良いじゃんかぁ~」 資料をヒラヒラと持ちながら、半ば呆れ気味なヴィータは少々物騒な事を口にする。 「物騒な事言ったらアカンよぉ、フロシャイムの人達は滞在ビザの取得や転居届け、その他の手続きは全て正規の物やし… 入国チェックの時に質量兵器が見つかったらしいんやけど、本人が管理外世界出身なのとすぐ所有者に返却した事から特に問題にはなっていないんよ。 それになヴィータ、令状無しでそんな事は出来へんよ」 ちなみに入国チェックの話は執務官であるフェイトが調べた事である。だが 『管理外世界より移住してきた人が護身用として持ち込んだ質量兵器を管理局法により没収される』 と言った話はよくある事で最近ではその場で破棄するか出身世界へ置いていくのが主流となっている為、とくにこれと言ったペナルティも無い。 「あとシャーリーが調べてザフィーラが毒味したソーセージについても『オマケのフィギュア共々毒物、爆発物等の危険性は皆無。寧ろ無添加、無着色なので食品としては非常に良心的です』や『栄養価も高く安全性にも優れている…岩井のレーズンと並ぶ「お母様も是非お子さまに勧めてあげて下さい」と言いたくなる代物だな』と言ってたですよぉ~」 今まではやての鞄(通称リィンハウス)に入っていたリィンフォース2が会話に参加する。今回はやての護衛としてヴィータ、リィンがついていく事になっているのだ。 「そやねぇリィン、ほんまにこの人達が悪者か疑いたくなるわぁ~他の組織も同じ様な感じやし…」 そう、悪の組織はフロシャイムのみではない。更に調査を進めていくと地球には複数の組織がある事が判明したのだ。 デスヒグマ団、天罰殺気(てばさき)、ゲルド、ドロス、秘密結社デビルクロス、また組織名は不明だが不幸なる沼の王ルゴー、首領ベム、魔王ザムエル、地獄王ギウネス等が率いる勢力が確認された。 しかし彼らを調べても事件らしい事件は確認されていない。それどころかテスヒグマ団は寝込みを襲われ壊滅、天罰殺気は高齢化により受け弱体化、ゲルドは現地のヒーローと戦う事はあっても破壊行為を行う事は無く近隣の住民からの信頼と支持を得ている… おまけに首領ベム率いる勢力は部下との方針の違いから解散し、地獄王ギウネスに至っては芸人として芸能活動を行っている。しかもこれはほんの一例であり他の勢力も似たりよったりである。 「ったく、せっかくジャン○ーソンみたく色んな組織が犇めいていて面白そうだと思ったのにさぁ…やり方も温ければ詰も甘いしヤル気あんのかよ?」 「まぁ、そこを見極める為にもじっくり見てみんとなぁ…あ、そろそろや」 ヴィータは自分の中に溜まりつつあったフラストレーションを吐露し、うんざり気味であったが目的地に近づくと表情を引き締める。例えやる気の萎える様な相手だとしても自分はベルカの騎士、己が務めを蔑ろにするような根性は持ち合わせていない。ましてそれが主であり大切な家族でもあるはやての護衛なら尚更だ。ヴィータは相棒であるデバイスをすぐに起動出来るよう身構え、件の建物を見やった… 目に入るは三階建ての住居、老朽化の為か所々汚れが目立ち、元は白であろう漆喰の壁は黄ばんでもいる。そして全体的にややくたびれた感じの建物の手前には洗濯物を干してある申し訳程度庭が広がっていた。 「…………なぁリィン、ここは何だっつったっけ?」 「え~っとですねぇ…フロシャイムアジトミッドチルダ支部(仮)ですよぉ~」 自身と同等の大きさの紙を目の前に抱えて広げ、リィンがふよふよと浮かびながら何の戸惑いも無く読み上げ惑いも無く読み上げる姿にヴィータはため息を漏らす。一方はやては「ん~思ったより普通やなぁ…」とあまり驚かず、そのままインターホンに手を伸ばすがそこに耳慣れない声が響いた。 「アァ~ダレ?ダレ?」 はやて達が振り向くとそこには紙袋を抱えた狼型怪人、タイザが歩道に立っていた。 「えっと、確かタイザ君やったね。お買い物なん?」 はやての問いにタイザは「スロットッ!!スロットッ!!」と片言で答え紙袋からチョコレートを差し出す。どうやらあげるつもりらしいが包みが半開きで少しかじった後がある。そんなやりとりがされる中、玄関の引戸が開き人影が顔を出す。 「タイザ君誰と話してるの?もしかしてお客さん…?」 兜を被った小柄な男性、ヴァンプ将軍が戸外の音に気付き出てきたのだ。はやてとリィンは「こんにちは~」と朗らかに挨拶をしたがヴィータはデバイスに手を構え警戒体制を取る。相手は曲がりなりにも悪の組織。そしてここはその本拠地、まさか責任者が最初に出てくるとは思っていなかったが…次にどの様な対応に出るかは大体予想がつくと身構えた。が… 「あぁはやてさん!!それにリィンちゃんも…そっちの子は妹さん?さぁどうぞ上がって、散らかっているけどゆっくりして行って下さい。」 ヴァンプの友好的な対応にヴィータはこけそうになった… 玄関をくぐり廊下を通り抜け案内された先は畳張りの居間…十畳程の広さの中心にはちゃぶ台があり角には大きめのテレビ、壁側にはタンスが置かれ奥には台所らしき入り口が見える。隅に段ボール箱が数個積まれているが、部屋が妙に暗かったり足下に怪しげな霧が広がっている等は全く無く、壁に貼ってある落書きのされたヒーローのポスターさえ無ければ至って普通の家庭であった。 「あ、どうぞ座ってください。でもすいません、まだ荷物が片付いてなくて…」 「気にせんでえぇよヴァンプさん、私らもアポなしで来たんやし。それに越して来てまだ3日も経ってないんやからしゃあないよ。」 ヴァンプはちゃぶ台の側の座布団にはやて達を促し部屋の整理がまだ不充分であることを心底申し訳なさそうに言い、はやてはそれにやんわりと応える。そしてヴィータやリィンを含めた四人が席に座り、自己紹介を済ませた所で戦闘員達が台所からお茶とお茶請けを持ってきた。 「なぁ、これ毒とか入ってねぇだろうな?」 ヴィータは差し出されたお茶に対して少々失礼な事を言う。本人としては少しパンチの効いたジョークのつもりだったがその反応は予想とは違った。 「め、滅相も無いですよ!!せっかく来てくださったお客様に対してそんな『ヒドイ事』をするわけないじゃないですか!」 「そうですよ、相手がレッドさんならまだしも『善良な』はやてさん達にそんな『残酷な事』なんて出来ませんよ!!」 ヴィータのジョークをヴァンプと1号は必死に弁明し、居間で昼寝を始めたタイザを担いでいた2号も首を激しく縦に振って同意している。ヴィータはそんな台詞の端々から聞こえる言葉に、頭を抱えて呆れ返るしか無かった…。 そしてはやての「そのレッドさんってどんな人なん?」と言った問いから始まった、天体戦士サンレッドとフロシャイム川崎支部の面々による善と悪の壮絶なる戦いの物語… もとい愚痴を交えた反省会が始まり、「でもそんな私達の相手や説教を今でもしてくれてるのはレッドさんなりの『優しさ』だと思う。 だからここ(ミッド)で一皮剥けて、次会った時にこそレッドさんに打ち勝つ事が恩返しだと思うの、私。」と言う台詞で締め括られた。 前回から面識があり、先ほどのやり取りから既にもう心を開いているはやてやリィンとは別に、ヴィータはそんな前向きな発言をする彼等に対して根は、と言うか普通に良い奴らなのかもな…と思えてきた。その後は何気ない世間話が続き、夕方には安くて品質もそれなりに良い、はやて曰く『底値買い』が出来るスーパーを案内してもらい、帰宅したカーメンマン、メダリオ、アニマルソルジャーの面々を交え現在はヴァンプとはやて共同製作の鍋を囲んでいる。 「あ、ヴァンプさんの糠漬け美味しい~私んとこは最近忙しくて浅漬けが殆どやったから懐かしいわぁ…」 「えぇ、そうですか!!じゃあ今度お裾分けで持ってきますね。でもはやてさんだって包丁捌きはかなりのモノでしたよ。お若いのに立派ですよ。」 「ねぇ~もう放してよぉ、僕は自分の席にすわるからぁ!!」 「別に良いじゃねぇか。もう少しここにいろって」 「むぅ、ヴィータちゃん!!ウサちゃんが嫌がってるじゃないですか、放してあげてください!」 「ねぇ、そう言うなら僕の事も放して貰える?心配してくれるのは嬉しいけど、インシュリン射ったから今日は大丈夫だよιと言うかリィンちゃん大きくなれるんだねぇ…」 「プクク、お前らマジでチビッ子に人気あるなぁ~(笑)」 「そうそう、お前らそうしてる方がお似合いだって(笑)」 「もう五月蝿いなぁぶっ殺すよっ!?」 「チビって言うんじゃねぇよ潰されてぇのかテメェ?」 「もぅ、だからリィンはチビじゃありません!只ミニチュアなだけですぅ!!」 「だからもう放して…」 はやてとヴァンプがお互いの料理の腕を誉め合う傍らで、ウサコッツとデビルねこがヴィータと巨大化した(と言ってもヴィータと同サイズの)リィンに抱えられながら(半ば強制的に)食事を取り、それをカーメンマン達に茶化されると言う団欒とした雰囲気が漂っていた。(Pちゃんはさっさとタイザや戦闘員の所に避難している) 「あ、そうそうどう二人とも、良い場所見つかった?」 食事も一通り済まし、食後のお茶を煎れていたヴァンプは日中に外出していた怪人達に頼んでいた事を尋ねる。 「あぁ~難しいですね。この辺り公園とかありますけど人とか多かったし…」 「うん、そんなに大きく無かったし子ども達も多かったから動きづらいと思うよ。」 「強いて言えば廃棄都市って所がありましたけど…結構遠いんで車(ヴィッツ)が無いとキツいッスね。」 「う~んそうかぁ困ったねぇ…今はまだ庭で何とかなりそうだけど、他の子(怪人)達も来るとそうも行かないし…」 そう、彼らが頼まれた事とはミッドでの訓練場所である。だがその結果は芳しくなく、ヴァンプは頬に手をあて考え込んでいた。だがそこに… 「なぁヴァンプさん、もしよければ私らの所を使わへん?」 ヴァンプ達が消沈している所に、食後のお茶を頂いていたはやてから提案が出る。隣にいたヴィータは何か言いたそうだったが、はやてに考えがあると感じ、膝にいるウサコッツを強く抱き締め思い止まっていた。 「いや、でも悪いですよ。お忙しいのにそこまでして貰うなんて…それにほら、『悪の組織に施設を貸す正義の組織』って世間的にどうかと思いますし。」 「別にえぇよ、公式的には『フロシャイムに対する戦力、及び素行審査』とでもすれば良いんやし、困った時はお互い様や。」 ヴァンプも最初は断ろうとしていたが、はやての説得により承諾し明日の午後に行う事となった。そしてはやて達は「もう暗くなって物騒だから」と言うことで付き添いを買って出た戦闘員の二人とミッドの流行ファッションについて談笑しながら帰路につき、今は戦闘員と別れ玄関の前にいる。 「なぁはやて…さっきは何も言わなかったけど、良かったのかよあんな事言って?確かに助けになりたいと思ったけどさ…正直やり過ぎな感じがするぞ?」 ヴィータは鞄から中で寝ているリィンを起こさない様に鍵を取り出そうとしていたはやてに尋ねた。するとはやてはそんなヴィータに向き直り同じ目線にしゃがんみ、真剣さを秘めた顔で語りだす。 「あんなぁヴィータ…実を言うとなぁ、幾つか理由はあるんよ…六課が追うはレリック、相対するはガジェットドローン…そしてガジェットの向こうには未だ姿を見せない黒幕がおる。それが違法科学者か次元犯罪組織なのかはまだ分からへん…その時重要になって来るのは情報や。 そんでフロシャイムは仮にも『悪の組織』を名乗っとる、蛇の道は蛇…とまでは言わんけど別次元への進出を目指している組織ならその情報網も馬鹿にならへん。まして六課は敵も多いんやし味方増やしてパイプを築く事も今は必要なんよ…」 「はやて…」 はやての言っている事は理解出来る。だが少々抜けているがどこか憎めず、人の良い彼らを結果的には利用することになるのだ。そう思うとヴィータは心苦しく感じ、表情も暗くなり自然とはやての名前を口にしていた。 「で、一番の理由なんやけどな… あんな良い人達と仲良うしてたら、これから楽しそうやろ?」 先程の真剣な表情とは打って変わり悪戯っぽい笑みを浮かべるはやてに、ヴィータは少しの間呆けた表情でいた。 「なんやそんな驚いた顔してぇ~やっぱりヴァンプさん達が心配やった?」 「なっ!?そ、そんなんじゃねぇーよっ!あんな奴ら誰が心配なんかするか!!……まぁウサ達とはダチになりたいけどさぁ…」 ヴィータは声を荒らげ顔を真っ赤にし、後半はゴニョゴニョと口ごもりながら抗議する。だがはやてはニヤニヤしながら気にせずに立ち上がった。 「でも最初警戒心バリバリだったのになぁ…急にずっこけたり呆れたり、最後にはウサ君抱えて離さないでコロコロ変わるヴィータは可愛かったでぇ~ さ、もう遅いしずっと玄関にいるのもアレやから家に入ろか。シグナム達も待ってるし明日は忙しくなるんやしなぁ~」 「あ、ちょっと待てよはやてぇ~」 はやてはヴィータをからかいながら戸を開け、ヴィータもはやてに続いて家に入って行った。 ~翌日・機動六課海上訓練所~ 「今日はよろしくお願いします。でもわざわざすいません、こんな立派な施設を貸して頂いて…」 「別に構わんさ、主から話は聞いている。信頼に値する者達だとな…」 「まぁ、お前らがやっているいつもの対決だと思っておもいっきりヤろうぜ。」 「そや、昨日も言うたけど困った時はお互い様や。それは嘘やない…せやから気にせんでえぇよ。」 ヴァンプ達フロシャイムのメンバーは昨日の打ち合わせ通り訓練所に集まっていた。これから始まる訓練はヴァンプ達に合わせ対決形式となっており、訓練所の一角を溝ノ口にあるいつもの公園に設定してもらっている。 そして今回、フロシャイムと対決するのはヴィータと桜色の髪をポニーテールに結い上げ凛とした雰囲気の漂う女性、シグナムであった。 「それじゃあ皆さん、そろそろですから準備してくださ~い!!」 フヨフヨと浮かぶリィンの合図で訓練の準備が始まった。ヴィータとシグナムが並んで立ち、それと対峙する形でまずは戦闘員とヴァンプが配置につく。 「皆ぁ、殺っちゃいなよぉ~っ!!」 「怪我しないようにねぇ~!!」 「どっちもあんま無理せんとなぁ~!!」 「タァイケツ、タァーイケツッ!!」 ホログラム内にあるベンチからアニマルソルジャー(Pちゃんはいつの間にかどっか行った)やタイザ、はやてからの声援を浴びながら、ヴァンプは槍を強く握り締め…どこか緊張気味であった。 「何、そう固くなるな。場所は違えどこれは訓練だ…いつも通りにやればいい。」 「そ、そうですか?レッドさん以外の方との対決って久しぶりだったもので緊張しちゃって…」 「じゃあ、あたし達をそのレッドだと思って挑んで見ろよ。そうすりゃ出来るだろ?ま、手加減はしてやんねーけどな。」 シグナムは物静かに、ヴィータは挑発するような笑みを浮かべ声をかける。それを聞いたヴァンプは深呼吸をし背筋を正す、そして彼は確信する。この人達とのご近所付き合いはきっと良好なものになると… 「ありがとうございます。じゃあ… フッフッフッ、時空管理局の魔導士達よ…我々はフロシャイム、世界征服のみならず次元征服へも乗り出した悪の組織である。挨拶代わりだ…今宵我らの力を見せ、お前たちを血祭りにしてくれよう…」 ヴァンプは対決時独特の饒舌さを発揮し、体の動きも加え手に持った槍を天へと突き出す。 「出でよっ!!フロシャイムが誇るタッグ怪人…メダリオッ!!そしてカーメn…」 「悪いが隙だらけだ!!」 「ぶっ潰せ、アイゼンッ!!」 だが彼女たちは、メダリオとカーメンマンを呼び出している最中のヴァンプ目掛け攻撃を仕掛ける。その突然の出来事に、構えていた戦闘員や現れる最中だったカーメンマンとメダリオは勿論、攻撃を受けた当のヴァンプも反応出来ず。ヴァンプは地面に叩きつけられていた。 「ちょっといきなり何するんですか!?」 「手前ぇーヴァンプ様に何てことを!!」 「ちょ、ヴァンプさん大丈夫!?」 はやてとリィン、アニマルソルジャーはヴァンプに駆け寄り、戦闘員を含めた怪人達は口々にシグナムとヴィータへ抗議する。 「貴様ら…全員そこに直れ!!」 だがシグナムとヴィータは各々のデバイスを地面に勢い良く突き刺し、聞く耳持たずでフロシャイムの面々を一喝する。二人の形相は『反論は許さず』と言った気迫を出しており、何とか立ち上がったヴァンプと怪人達はつい正座の姿勢をとってしまった。 「全く、いつも通りで良いと言ったがここまでとは…特にヴァンプ将軍、貴方が一番隙だらけとはどう言うことだ?」 「そ、それは…まさか私が先に狙われるとは思ってなくて…」 「はぁ?何言ってんだよ…戦いでまず指揮官を潰してから確個撃破すんのは常識だろーが?だいたいあたしらは『レッドのつもりで挑め』って言っただろ。なのに何だよこのザマはよぉ?」 「そんなヴィータちゃん、いくらなn「訓練中だ、今はヴィータ『さん』と呼べよな。」…すいませんヴィータさん…」 二人の有無を言わせぬ空気の中、他の怪人達も正座のまま俯いて何も言えずにいる。 「私は主達の話でしか聞いて無いが、そのレッドという奴がこの様な事をしないとも限らない…故に今回はあえてそれをやってみた。しかしここまでだとはな…」 「ったく『悪の組織』っつったら普通は上の奴ほど強ぇ筈なのによぉ…飾りか?お前の槍と楯は飾りなのか?」 「い、いえけして飾りと言う訳じゃ…それにこっちにも『悪の組織の演出』と言う物がありまして…」 「言い訳は聞いてない、そう言うことは貴方に隙が無くなってから言って欲しい。だいたい戦闘と言うのはな…」 この後、シグナムとヴィータによるヴォルケンリッターとしての長き戦闘経験に基づくシビアな話が延々と続き、リィンは間をオロオロと、そしてはやては「ハハハ…」渇いた笑いしか出なかった… 後にヴァンプはこう語る、「シグナムさんとヴィータちゃんの攻撃はレッドさん程痛くは無いけど、本気の殺気をぶつけて来て…レッドさんとは別の意味で『逆らえない何か』を感じたの、私。」と… 『天体戦士リリカルサンレッド』この物語はミッドチルダにて繰り広げる善と悪の壮絶なる闘いの物語である――― 続く 前へ 目次へ 次へ
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参加者 現在:57/60 ※並びは参加人数の多い順です。 【魔法少女リリカルなのはStrikerS】 ○高町なのは(sts) ○シャマル ○ザフィーラ ○スバル・ナカジマ ○キャロ・ル・ルシエ ○ルーテシア・アルピーノ ○ヴィヴィオ ○クアットロ ○チンク ○ディエチ 【リリカル遊戯王GX】 ○遊戯十代 ○早乙女レイ ○万丈目準 ○天上院明日香 ●ティアナ・ランスター 【NANOSING】 ○アーカード ○アレクサンド・アンデルセン ○インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング ○シェルビー・M・ペンウッド 【コードギアス 反目のスバル】 ○ルルーシュ・ランペルージ ○カレン・シュタットフェルト ○シャーリー・フェネット ○C.C. 【魔法少女リリカルなのは マスカレード】 ○天道総司 ○相川始 ○キング ○金居 【魔法少女リリカルなのはA s】 ○高町なのは(A s) ○フェイト・T・ハラオウン(A s) ○シグナム ○ヴィータ 【仮面ライダーリリカル龍騎】 ○八神はやて(A s) ○浅倉威 ○神崎優衣 【デジモン・ザ・リリカルS&F】 ●エリオ・モンディアル ○アグモン ●ギルモン 【リリカルTRIGUNA s】 ○ヴァッシュ・ザ・スタンピード ○クロノ・ハラオウン ○ミリオンズ・ナイブズ 【なの☆すた】 ○泉こなた ○柊かがみ ○柊つかさ 【なのは×終わクロ】 ○新庄・運切 ○ブレンヒルト・シルト 【リリカルなのはStrikerS 片翼の天使】 ○セフィロス ○アンジール・ヒューレー 【魔法妖怪リリカル殺生丸】 ○殺生丸 ○ギンガ・ナカジマ 【L change the world after story】 ○L ○ユーノ・スクライア 【ARMSクロス『シルバー』】 ○アレックス ○キース・レッド 【仮面ライダーカブト】 ○フェイト・T・ハラオウン(sts) ○矢車想 【ゲッターロボ昴】 ○武蔵坊弁慶 【魔法少女リリカルなのは 闇の王女】 ○ゼスト・グランガイツ 【小話メドレー】 ○エネル 【ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは】 ○ヒビノ・ミライ 【魔法少女リリカルなのはFINAL WARS】 ○八神はやて(sts) 【主催者】 ○プレシア・テスタロッサ バトロワまとめへ TOPページへ
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……時は少し遡る。 鋭い岩肌の突き出た丘陵の上空を、一機の輸送ヘリが飛んでいる。 JF704式ヘリ〝ストームレイダー〟――機動六課に配備された最新型の輸送ヘリである。 首都クラナガン行きの貨物用リニアレールが、謎の魔導機械――暫定的に〝ガジェット・ドローン〟と呼称――群の襲撃を受けた。 内部に侵入したガジェットに車両の制御を奪われ、外部から列車を止めることは不可能。 しかも列車近辺にムガンも出現、このままではムガンを引き連れたまま列車は市街地へと至る。 今回のスバル達の任務は、列車の市街地到達前にムガンを殲滅し、同時に列車内部のガジェットを破壊、車両の制御を奪還することである。 「リニアレール車内のガジェットは最低でも三十体、武装や能力その他は一切不明……正直、初陣のお前らにはかなりハードな相手だな」 「しかし戦えない相手という訳ではあるまい。我々副隊長や高町もフォローする、尻込みせずに思いきりやれ」 ヴィータとシグナムの激励の言葉に、緊張したような面持ちでヘリに揺られていた新人達が、一斉に「はい」と返事を返すー―ただ一人、スバルを除いて。 「……スバル、アンタ大丈夫?」 俯いたまま沈黙しているスバルに、ティアナが心配そうに声をかける。 不安、緊張、萎縮……どれもこの親友には到底似合わない言葉ではあるが、しかしスバルも人間である以上、それらを感じていてもおかしくはないのだ。 ティアナの声にスバルは顔を上げ、「大丈夫」と言いながら弱々しい笑みを浮かべる。 「ただちょっと……はやてさんとフェイトさん、大丈夫かなーって、心配してるだけだから……」 スバルの言葉に、ティアナ達は思わず黙り込む。 はやてとフェイトの二人は現在、ミッドチルダ北部、ベルカ自治領に出現したムガンの迎撃に当たっている。 報告によれば、敵の数はおよそ二百――なのは達隊長陣曰く、その程度の規模相手ならば援軍も限定解除も必要ないらしいが、それでも不安は消し去れない。 特に過去に同程度の規模のムガン群と相対し、そして危うく撃墜されそうになった、スバルとティアナは……。 本来現場管制担当のリインフォースⅡが隊舎待機を申し出たことも、スバル達の不安を助長させている。 何かがあるのではないか、万が一のことが起きてしまうのではないか……マイナス思考の無限螺旋に、四人の心が囚われる。 沈痛な表情を浮かべる新人達に、なのは達隊長勢はどこか呆れたように息を吐いた。 「どうやらお前達はあの二人を――いや、我々も含めた隊長格全員を、些か過小評価しているようだな」 溜息混じりにそうひとりごち、シグナムがゆっくりと新人達を見渡す。 次の瞬間、刃物のように研ぎ澄まされたシグナムの眼光が、四人を射抜いた。 「……なめるなよ小童共。たかがムガンの百や二百、その程度に主はやてとテスタロッサの二人が後れを取るとでも思ったか?」 「お前ら程度のひよっこがはやて達の心配なんて百年早い。んな無駄なことを考えてる暇があったら、自分達のことをまず心配しとけ」 怒気を含んだシグナムの言葉に、ヴィータが憮然とした表情で同意する。 副隊長二人の手厳しい物言いになのはは苦笑しながら、四人を元気付けるべく口を開いた。 「フェイトちゃん達なら大丈夫だよ。スバル風に言うなら……あの二人を誰だと思ってるの?」 悪戯っぽくそう言って笑うなのはに、スバル達の表情も明るさを取り戻す。 「新デバイスでぶっつけ本番になっちゃったけど、練習通りにやれば大丈夫だからね」 デバイス整備担当のシャリオの言によれば、四人の新型デバイスはこれまでの訓練データを基準に調整されており、いきなりの使用でも違和感は無いらしい。 なのはの言葉にスバルは視線を落とし、手の中に握るペンダント状の青い宝石――己の新しい相棒、マッハキャリバーに優しく語りかける。 「初めて会っていきなりだけど、一緒に頑張ろうね」 スバルの呼びかけに応えるように、待機状態のマッハキャリバーの表面がきらりと輝いた。 ストームレイダーが現場に近付き、ムガンの巨体が肉眼で確認出来る。 敵の数は僅か十数体――数十単位を平均とし、時には数百単位で出現するムガンにしては、この数は異常とも言える程少ない。 「……妙だな」 正面の窓ガラス越しに見える敵勢力に、ヴィータが眉を寄せながら呟いた。 奇妙な点は敵の数だけではない。 リニアレールと並走するように飛ぶムガン群は、しかし列車を攻撃する素振りは一切見せていない。 攻撃もせず、ただ列車の周りを並んで飛んでいるだけ……その姿はまるで、 「ムガンが、列車を守ってる……?」 咄嗟に呟いたその仮定を、しかしヴィータは頭を振って打ち消した。 そんなことがある筈が無い……それ以前に、そんなことはどうでも良い。 ムガンを排除し、新米共の突破口を開く――それが自分の役目、今の自分の考えるべきこと。 「……敵と列車との距離が近いな、あの距離で自爆されたら確実に列車も巻き込まれる。それに爆発で落盤が起きる可能性も考慮の必要があるな」 「いつもみたいに纏めて撃破は、ここではちと危な過ぎるな。面倒くせーけど、一体一体列車から引き離して各個撃破が無難か?」 シグナムの指摘とヴィータの提案に、なのはは同意するように頷いた。 「ヴァイス君、わたしも出るよ。ヴィータちゃん達副隊長と空の敵を何とかする」 なのはの言葉にヘリパイロット――ヴァイス・グランセニックが首肯を返し、輸送ヘリ後部のメインハッチを開放した。 「じゃあちょっと出てくるけど、皆も頑張ってズバッとやっつけちゃおう!」 「先程も言ったように、危なくなればすぐに我々がフォローに回る。落ち着いていけ」 「大切なのは熱いハートとクールな頭脳、そいつを忘れんじゃねーぞ?」 口々に激励の言葉をかけるなのは達に、スバル達は――今度は四人とも――元気良く「はい!」と返した。 新人達の返事に満足そうに首肯し、なのは達は大空へと飛び出した。 デバイスを起動し、バリアジャケット――副隊長二人は騎士甲冑――を身に纏う。 風を切り裂き、三人の戦士が敵に接近する……ムガンが牽制するようにビームを撃つが、しかし列車から離れて本格的に迎撃しようとはしない。 「やっぱりおかしい……!」 ムガンのビームをかわしながら、なのはが警戒するように声を上げる。 敵はまるで噛り付くよう列車の傍から離れようとしない、まるで見えない糸で結ばれているかのように一定の距離を保ったまま並走している。 今の敵は空を飛ぶだけのただの砲台に過ぎない、破壊することは容易だろう……しかし不用意に攻撃を仕掛けることは、なのはには出来なかった。 シグナム達の指摘する通り、ムガンにこのままの距離を保たれたまま破壊すれば確実に列車をも巻き込んでしまう……敵は列車を人質に取っているようなものなのだ。 自分達を囮に列車から引き離すという作戦も、敵が追って来なければ成り立たない。 どうする……歯噛みするなのはの頭の中に、その時ヴィータからの念話が響いた。 (なのは、あそこを見てみろ! ムガンの頭の上!!) ヴィータの声を受け、なのははムガンの頭部に視線を向ける。 ドーナツ状の円盤の真ん中から飛び出た突起部分、その先端に、小さな機械が取り付いている。 卵のような楕円形の形状をし、触手のようなコードを生やした人間大の機械――ガジェット・ドローン。 (もしかして……あれがムガンの不審行動の原因!?) 頭の中で驚愕の声を上げるなのはに、ヴィータとシグナムの首肯する気配が念話越しに伝わってくる。 (驚いたな。列車だけでなくムガンまで操れるのか、ガジェットという機械人形は) (どーも変だと思ってたけど、ムガンの奴らガジェットに乗っ取られてたのかよ。だっせぇ!) 「呑気なこと言ってる場合じゃないでしょ!? 二人とも!!」 緊張感の欠片も無い副隊長二人の科白に、吼え猛るようななのはのツッコミが炸裂する。 本来ならば念話を送れば済むことだったのだが、興奮のためかつい声にまで出してしまった。 (とにかく! まずはムガンを操ってるガジェットを破壊して、その後最初の打ち合わせ通りに『引き離して各個撃破』作戦でいこう) (ライトニング02――シグナム了解) (スターズ02――ヴィータ同じく) なのはの提案に副隊長二人が了承の返事を返し、三人は行動を開始した。 「アクセルシューター!!」 なのはが魔力弾を放ち、ムガン達に寄生したガジェットを撃ち抜いた。 ガジェットの支配から解放されたムガン達が、三人に襲い掛かる。 (それじゃあ二人とも……) 迫り来るムガン群になのはは不敵な笑みを浮かべ、レイジングハートの柄を握り直した。 副隊長二人も表情を引き締め、なのはの次の言葉を待つ。 そして、 「――逃げろぉーっ!!」 ……なのはの号令と共に三人は一斉にムガンに背を向け、そして散り散りに逃げ出した。 「おー、追っかけてる追っかけてる」 操縦シートの脇から顔を出し、逃げるなのは達の背中を追いかけ列車から遠ざかるムガン達を眺めながら、スバルが感嘆の声を上げる。 決して見栄えの良いやり方とは言えない――というかどう見ても格好悪い――戦い方であるが、しかしその効果は絶大だった。 バラバラの方向へ飛ぶなのは達に合わせ、ムガン達もまた三方向に散開している。 隊長格一人につき、追いかけるムガンは僅か数体……なのは達にとっては、楽勝を通り越して瞬殺だろう。 今のなのは達の気分を喩えるならば、カーチェイスで敵を峠まで案内して、そこで一気に崖下へ蹴落とすようなものだろうか。 逆にムガン達の方の現状と末路に目を向けてみれば、仔猫を追いかけていたと思ったら実は虎で、一瞬で食い殺されるという比喩が妥当だろう。 えげつない……スバルは素直にそう思った。 おかげで自分達はこうして順調に降下予定地点に近付いている訳だが、追い詰めている筈が逆に罠に嵌っているムガン達を見ていると、敵ながら哀れに思えてくる。 合掌するスバルの視界の向こうで、十分に列車との距離を稼いだなのは達が攻撃に転じ、ムガンが次々と爆発に消えていく。 丘陵上空の各所で派手に上がる紅蓮の花火を見上げながら、スバルはふと思いついたようにこうひとりごちた。 「なのはさんって、実はティアっぽい人だったんだね」 「……ちょっと馬鹿スバル、それどーゆー意味よ?」 スバルの呟きを耳聡く聞き取り、憮然と抗議しようとするティアナだったが、 「言われてみれば確かに、なのは隊長ってティアナさんに似てますよね」 「あんな性格悪い作戦立てるところとか、容赦の無いところとか、ティアナさんそっくりです」 子供二人の無邪気な追い討ちが突き刺さり、ティアナは沈黙を余儀なくされた。 いじめか、いじめなのかこれは……? 「あ、アンタ達……後で覚えておきなさい……!」 仲間達が自分のことをどう思っているのか……知らない方が良かった、知りたくなかった真実を鼻先に突きつけられ、ティアナはふるふると拳を震わせた。 「おい新米共! 漫才の時間はおしまいだ」 操縦席から振り返り、ヴァイスが四人に声をかける。 「隊長達が空を押さえてくれてるおかげで、こっちは安全無事に降下まで到着だ……次はお前らの番だぜ?」 ヴァイスの言葉に表情を引き締めるスバル達の前に、ロングアーチ――グリフィスからの通信ウィンドウが開いた。 『君達の任務は二つだ。一つはガジェットを逃走させずに全機破壊し、列車の制御を取り戻すこと。 もう一つは列車のどこかにある筈の、ムガンの狙う何か――恐らくレリックかコアドリルだろうが――それを探し出し、安全に確保すること。 スターズ分隊とライトニング分隊、二人ずつのコンビでガジェットを破壊しながら、車両前後から中央に向かってくれ。管制はこちらで行う』 グリフィスの指示に首肯を返し、まずスターズ隊の二人――スバルとティアナがメインハッチへと歩を進める。 その時、 『目標空域に未確認飛行体が多数接近、この反応……ガジェットです!』 切羽詰まったようなオペレーターの声と共に画面が切り替わり、航空機のような三角形のフォルムの機械群がウィンドウに映し出された。 「これって、敵の増援!?」 「航空型……別タイプのガジェットってこと!?」 瞠目したように声を上げるスバル達の前に、なのはからの通信ウィンドウが展開された。 『ごめん、そっちに行くのはちょっと遅れそうかな』 スバル達の中に飛べる者は――フリードリヒを除いて――存在しない、ストームレイダーも戦闘には不向きである。 つまり接近中の新型ガジェット群の相手はなのは達が担当することとなり、必然的にスバル達への援護の手が塞がるということになる。 困ったように己の力不足を謝罪するなのはに、スバルは首を振って笑いかけた。 「大丈夫です、なのはさん! あたし達のことは気にせず、空の敵をお願いします」 力強い笑みでそう応えるスバルに、ティアナ達も便乗するように口を開いた。 「スバルの言う通りですよ、なのはさん。もう少しアタシ達を信用して下さい」 「僕達だってもう子供じゃありません、この二週間で強くなれるだけ強くなったんです!」 「なのは隊長達の背中を守ることはまだ無理ですけど、なのは隊長達がいなくてもちゃんとやれます!」 フリードも同意するように一声鳴き、最後にスバルが一同を代表してなのはに向き直る。 「あたし達もあたし達で頑張りますから、なのはさん達も頑張って下さい!」 スバル達の言葉になのはは一瞬きょとんと目を瞬かせるが、しかし次の瞬間、声を立てて笑い始めた。 『にゃはは……元気付けようと思ってたのに、逆にこっちが元気付けられちゃったね』 目許に浮かんだ涙を拭き取り、なのはは毅然とした表情で四人を見据えた。 『煩い外野はわたし達に任せて、皆は皆のやるべきことを頑張って』 凛としたなのはの言葉にスバル達も表情を引き締め、一斉に力強く頷いた。 「「「「はい!!」」」」 開放されたメインハッチを蹴り、まずスバルが大空へと身を投げ出した。 征こう、マッハキャリバー……右手に握る宝石を天高く掲げ、スバルは昂然と声を上げる。 「セットアップ!!」 主の咆哮に応えるように宝石が眩い光を放ち、スバルの服装が白いバリアジャケット姿に変わる。 それぞれの分隊の隊長――スバル達はなのは。エリオ達はフェイト――のものを参考にした最新式のバリアジャケットに身を包み、スバルが天を翔る。 「ウィングロード!!」 スバルの足元に魔方陣が展開し、光の道が列車へとのびる。 空を穿つように垂直に進むウィングロードは、途中で二又に分岐し、それぞれの先端が列車の先頭と最後尾の車両の側面に突き刺さる。 後続のティアナ達三人が進む出陣の「道」が、これで完成した。 両脚のローラーブーツ――マッハキャリバーで光の道を踏み締め、スバルは背後を振り返った。 それぞれ新しいバリアジャケットを纏ったティアナ達三人が、スバルの創った道を進んでいる。 スバル達の初陣が、始まった。 天元突破リリカルなのはSpiral 第10.5話「初めて会っていきなりだけど、一緒に頑張ろうね」(続)